Race Against Myself

大学生のころ以来、20年ぶりにラケットを買った。

Volkl C10 Pro!!

フォルクル使ってる人なんか周りで見たことないし、若い子らはメーカー名すら知らんし、そもそもプロでも何でもないんやけど、高校で硬式テニスを始めた時からずっとずーっと気になっていた謎めく一本をとにかく思いきって買ってみた。

なぜ今になってかっつーと、今しかないと思ったから。

このラケットは実に四半世紀以上もあえてスペックを変えていないという流行フル無視どクラシックモデルで、330g, ぶっちゃけめっちゃ重い。

三十代を共にしてきたHeadの名機プレステージ・リキッドメタルもほぼ同じ重量で、先日39歳になったおっさんは肘や手首が最近しんどくなってきた。

さすがにもうちょい軽いやつにしよかなー、いや待てよ、これここで年相応にアレしてもたら今世は二度とフォルクル手にできへんのちゃうか?いくか?いっちゃうかぁ!

そういう流れで決断に至ったわけ。

こんなヘヴィーな代物を一体いつまで振り回せるのかはわからんけど、1年でも長く、1試合でも多くバリバリやれるようにカラダ鍛えていこう。

四十代はこいつといってみよう。

よろしく相棒!

 

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「今年で40歳になってね、まぁ平均寿命のアレからすると人生半分終わってしまったわけで、これもうやりたくないことやってる場合ちゃうなぁと思って最近やりたいことしかやらないようにしてるんですよ」

1コ上の芸人がラジオでそんなことを話していて、自分とまったく同じこと考えてるヤツがおるんやなぁと笑ってしまった。

39歳のプロスポーツ選手はちょいちょいおっても、49歳はほとんどおらん。

ようするにあと10年、下手すりゃ5年もせんうちにフィジカル的にはどっかでガクッとくるやろし、そうならんよう体力維持に努め続けたとしても代謝や関節の可動域など抗いようのない衰えは絶対にやってくる。

まぁそうなれば究極のおじさんテニスを目指すのみなんやけど、そうなるまでは一年一年、道具一つ一つに悔いのない選択をしつつ、狙いを絞って一日一日の精度を高めていこうと思う。

まもなく不惑の四十代、対戦相手は三十代の自分自身かぁ。

なかなかハードで楽しそうやん。

Race Against Myself!!

ってことでほなちょっくらふるさと村まで走ってくるわ。