拝啓 十八の君へ
拝啓 十八の君へ
別にもともとそっち系の仕事しとったわけやないし人に教えたこともないけど、まぁ俺で役に立てるならと去年から始めてみた、大学推薦入試の志望理由書添削と小論文対策。
今年は指定校2名+総合型1名の計男子3名から話をもらい、このたび最後の一人も無事に決まって全員めでたく第一志望合格!
いやーよかったよかった、お前らマジおつかれ。
みんなホンマによく頑張ったわ。
こう見えて俺まぁまぁ天才やから任せとけやーって初対面で髪の毛ピンク色のヤツから言われた時は「え、なにこいつ大丈夫なん」てたぶん全員が思ったやろけど、実際まぁまぁ天才やったやろ?
根元までハイブリーチしまくって頭皮を活性化し続ければ文章なんていくらでも書けるようになるから、大学入ってレポートとかで煮詰まった時はとりあえず思いっくそ髪染めたらえぇで。知らんけど。
とにかくアレや、たったの何ヶ月間か本気で頑張れば、行きたいとこに行けるし、なりたい自分になれるんや。
高卒大卒とか学歴がどうとかそんなことよりも、人生の序盤でその手応えを掴んでくれたことが俺は何より嬉しい。また島に帰ってきたら、今度は一緒に酒でも呑もうぜ。
ほんでさすがにちょっと気ぃ早すぎやけど、次なる関門は就職活動やな。
ちなみに俺はそれこそ高3、18歳の時にはすでに将来サッカージャーナリストになるって決めとったから、周りが商社一本だの自己分析だのSPIだのわけわからんことゆーとるのを完全無視して毎週一人でJリーグ観に行って、試合終了後60分以内に観戦レポートを1000字でまとめてブログにUPするっていうオ●ニーみたいな独自の就活に励んどったわ笑
履歴書の書き方も面接の話し方もまったく調べず、それだけで約200倍を突破して希望通りスポーツ新聞社の内定GETしたんやからなかなかエモいやろ?
「私はJリーグを日本の文化にしたいと思っているので、サッカーに携わる仕事が出来るなら休みが月1日で給料が月10万円でも構いません。よろしくお願いします!」
どうしても入りたい会社があったら、この自己紹介パクッてえぇで。
たぶんアホや思われるけどな。
あーてかその前に、せっかくの一人暮らしやねんからはよ彼女作りや。
彼女えぇで彼女。うひょひょひょ。
一人だけにしときや。