はじまりのホイッスル

31年目のJリーグが始まった。

これを書いている第7節終了時点で、なんとなんと昇格組の町田ゼルビアがJ1単独首位!

いや~しょっぱなからおもろいな~、このままアレしてもたらどえらいこっちゃで。

あと個人的に注目しているのは、ついに新スタジアム設立の夢を叶えたサンフレッチェ広島。

J2に落ちた時でも「いつかビッグアーチを満員にしたい」って主力選手やスタッフが移籍せずにほとんど残ってなぁ、ほんでフロントからサポーターまでみんな一丸となってここまで辿り着いたわけやから、そらもうイチサッカーファンとして万感の思いですわ。

我らがカマタマーレ讃岐もちょっとは頑張ってくれーマジでー。

別にJ3でも弱くてもえぇんよ、もっと多くの人に来てほしい、それこそスタジアムを満員にしたい、そういう姿勢が見えるチームを俺は応援したいんよ。

ま、とはいえ香川県民9年目、この地にスポーツの熱狂を求めるのは酷なんちゃうかってのも最近リアルに思い始めてる。

他県に対してライバル心も劣等感も特になく、晴れててあったかくてうどんが美味しい…

うーん代理戦争は起きそうにないか。

とりあえずがんばってはやく1回勝とうね笑

 

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31年前、7歳の時にテレビで観たヴェルディ対マリノスのJリーグ開幕戦は今でもはっきり覚えとる。

おかんいわくその日以来「脳みそサッカーボール」になった加納少年は、毎日サッカーウェアで学校に行き、週末はサッカースクールでボールを追いかけ、そしてスタジアムに連れてってもらっとった。

試合でゴール決めた後のごほうびのコーラ、あれは世界でいちばん美味い飲みもんやったなぁ。

ユニバー記念競技場の2階から初めて見下ろした芝生の鮮やかさ、ひんやりとした椅子の感触…

まるで産まれた瞬間の記憶のような、褪せることなきはじまりのホイッスル。

そんなサッカー小僧も今では一児の父となり、今年7歳になる娘が最近サッカー教室に通い始めた。

こんど初めて一緒にスタジアムにも行く。

90年代にはまだアマチュアだった町田が国立競技場に4万人もの大観衆を集め、かつてのスター軍団ヴェルディは実に苦節16年を経てJ1の舞台に帰還し、娘はヒザを擦りむいて泣きながら風呂に入っている。

それぞれのフットボール、来週も全力で追いかけようぜ。